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愛グループからのメッセージ
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鎮痛剤
一昨日の夜、数年ぶりにコンサートに行って来ました。
スターダストレビューというバンドが結成30周年全国ツアーということで志布志町に来ていて、家族に引きずられて行きました。

学生時代にはコンサートの設営や場内整理のバイトをしていたので、会場中が一体になって盛り上がるのを見て、なんだかいいなあと感じていました。
でもコンサートに自分が客として行くとなると、総立ちで手を叩きながら飛び跳ねるということを潜在意識が邪魔をします。
郷にいれば郷に従えと昔の人が言っているので手拍子をしてノッているふりはしますが、どうしてもその手が顔の高さから上げることができません。
私は数年前に四十肩になってしばらく肩が上がらなかったのですが、今はすっかり治っています。
コンサートで手が上がらないのは単に恥ずかしいからです。

四十肩はちょっとしたことで激痛が走ります。
ドアノブを回そうとするときや起き上がろうとするときにも油断をすると、いきなりキリで刺されたような痛みが肩関節に走ります。
数年経てば自然に治るということなので放置していましたが、あまりに痛いときには鎮痛剤を飲んでみようかなと思ったこともありました。。

大まかに痛み止めと言っても細かく分類すればいろいろありますが、解熱鎮痛剤系と麻薬成分系のものに大別されます。
一般の人が痛み止めといえば解熱鎮痛剤を指します。

鎮痛剤の歴史は古く、古代ギリシア時代にはすでにヤナギの一種を煎じたものに鎮痛効果があることが知られていました。
そのヤナギの成分をもとに改良を加えて作られたのがアスピリンです。
現在はアスピリンよりも効果が良くて副作用も少ない鎮痛剤がたくさん開発されています。

鎮痛剤の副作用で一番多いのは胃腸障害です。
必ず食後に、また十分な水で服用するようにして下さい。

「痛み止めをもらったけれど痛みが無くなったらやめていいのかな?」
という質問がよくあります。
鎮痛剤には痛みを和らげる作用の他に、炎症を鎮めてくれる効果もあります。
関節炎では関節に起こっている炎症が軟骨を徐々に破壊していって、治りにくくなることがあります。患部に炎症があるような場合は、痛みが治まっても飲み続けたほうがいいでしょう。

コンサートの最後の曲でやっと頭の上で手拍子をすることができました。
少し成長できた気がしました。

愛グループ薬剤師 向井
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