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愛グループからのメッセージ
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お薬は高温多湿が苦手

今年の梅雨は例年になく雨の日が多いように感じます。
高温で湿気の多い日本の夏は、お薬にとって苦手な季節です。


近頃はお薬の処方日数が長くなる傾向にあり、お薬の効き目を維持して安全に使用する上で保管方法がより重要になってきました。数日分のかぜ薬などでも保管には注意が必要です。

お薬を保管・管理する場合に注意することは「温度」「湿度」「光」の3つです。
高温、高湿度、光を避けて保管することが重要です。
化学反応は温度が10度あがるごとに2~3倍速くなるといわれています。つまり、温度が高いほど早く分解されてしまいます。
吸湿によっても薬は変質します。湿度が高いと散剤が固まったりベトベトになったり、変色してしまうこともあります。
光にも気をつけましょう。紫外線によって成分が分解されやすくなるお薬もあります。直射日光や蛍光灯の近くは避けて下さい。

以上3つのポイントの他に微生物の繁殖にも注意が必要です。
特に水剤や軟膏、点眼薬は微生物が繁殖しやすいので注意しましょう。

お薬の保管は室温なら1~30度、冷所は1~15度で湿度は50~70%を想定しています。
遮光されていて、温度、湿度が低く、微生物が繁殖しにくい場所ということで冷蔵庫がよいでしょうが、保管方法について特に薬局で説明がなかったお薬は室内保管でも構いません。

梅雨の時期などは湿度が通常よりも高くなります。普段からふたのキチッと閉まるタッパーや缶にに乾燥剤などと一緒に保管すると良いでしょう。


また小さなお子様がいるところでは、冷蔵庫や容器に入れたきれいなお薬をお子様がお菓子と間違って食べてしまわないよう、十分に注意して下さい。

愛グループ薬剤師 向井

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